学生時代、日ごろあまり勉強しない人でも、試験前になると身を入れて勉強したことがあると思う。
人間、何かしらの締め切りがあると、それに向けて何とか間に合うようにがんばるものである。
今回は、この締め切り効果を使った勉強法や仕事の工夫の仕方を紹介する。
1. 意図的に締め切りを設ける
例えば、資格試験を勉強する際、試験本番まで数か月ある状態だと、まだ本格的に勉強しなくても大丈夫だと安心し、緊張感なく漫然と過ごしてしまうことが多い。
そこで、私は意図的に締め切りを設けることをしている。
例えば、試験本番までの間に定期的に模試を申し込むようにしている。
そして、模試を仮想的な本番と想定し、目標点を決めることで、模試の日から逆算して日々の勉強に取り組むことができる。
試験本番がまだまだ先だと、ゴールが遠く、ゴールから逆算した勉強の計画が立てづらい。
試験本番までの間に模試を挟むことでゴールが近づき、計画が立てやすくなる。
模試までに日数がそこまで多くないと、できることも限られるので、色々手を広げ過ぎずに済む。
普段、私は模試の範囲となる単元をざっと復習するイメージで、広く浅く勉強するようにしている。
定期的に模試を受けることで、模試の度に計画を立てる機会が得られる。
特に、模試のできや結果を踏まえ、次の模試or試験本番に向けて計画を立てることもできる。
長期的な計画をいきなり立てても、短期的に何をやって良いかわからず、また見直しの機会もないまま進んでしまう可能性がある。
定期的に模試を受けることで、計画を見直す機会にもなる。
資格試験において模試がない場合は、〇月〇日に△△年の試験の過去問を解くつもりで、計画を立てて勉強してもよい。
2. 仕事においても同じ
仕事においても同様に意図的に締め切りを設けるようにしている。
具体的には、皆の前で発表する機会や偉い人への報告の機会を設定したり、○月〇日締め切りの学会に投稿する計画を立てたりなどである。
発表や報告で話すことがまとまってなくても、機会を先に設けることで、それまでに何かしら話せるようにしなければと、がんばって準備が進める。
他にも、夜、仕事の後に飲み会や出かける予定を入れておくと、終わりの時間が決まるので、限られた時間でやり繰りし、いつまでもダラダラと働かずに済む。
まとめ
- 締め切り前は身を入れて取り組めるチャンス (締め切り効果)
- 意図的に締め切りを設けることで、日々の勉強や仕事の取り組みも改善される
最後まで読んでいただきありがとうございました。