【弁理士試験】論文試験直前の40日の過ごし方
例年、弁理士試験は5月中旬の日曜日に1次試験として短答試験があります。
短答試験を通過すれば次は論文試験ですが、短答試験から論文試験までは例年6週間(約40日)あります。
今回は論文試験直前期の過ごし方について紹介します。
このブログの筆者について
- 働きながら約1年半、予備校に通い勉強
- 弁理士試験に1回で合格 (一発合格)
- 論文試験を各科目65点以上で通過
論文試験の心構え
論文試験は相対評価なので周りができているところをいかに落とさないかが大切になります。
勉強する際も、過去問で一度出たことがある論点は周りの受験生もできるだろうと考え、本番で再び問われた際も確実に回答できるように準備していました。
過去問自体は特許庁が公開しており、無料で入手することもできますが、解答・解説が重要になるので予備校が販売しているものを使用していました。
LECが出している過去問集は7年分が収録されており、本格的な予備校の講座よりも比較的安価で入手できます。
続きを読む電子書籍と紙の本、どっちで読むべき?メリット・デメリットを徹底比較

本を読むとき、皆さんは電子書籍派ですか?それとも紙の本派でしょうか。
通勤電車の中でスマホで本を開く人もいれば、カフェで紙の本をめくる人もいますよね。
「どちらが良いのか?」というのは永遠のテーマのようにも思えます。
今回は、それぞれのメリット・デメリットを整理してみました。
電子書籍のメリット
- 持ち運びが圧倒的に楽
スマホやタブレットに何百冊も入るので、旅行や通勤時でもかさばりません。 - すぐに手に入る
ふと思い立ったときにネットで購入してすぐダウンロードして読めます。 - 検索や辞書機能が便利&メモ書きを残せる
意味がわからない言葉や読めない漢字が出てきたときもネットにつないで調べられます。メモ機能を使うことで紙を汚さずに残すこともでき、便利です。 - 文字サイズや背景色を自由に調整できる
目に優しい設定にすれば長時間の読書でも快適です。歳を取って老眼になり、小さな文字が読みにくい場合も文字サイズを大きくすることで解決できます。
電子書籍のデメリット
- 目が疲れやすい
スマホだとブルーライトの影響を受けやすく、長時間見ていると目が疲れます。 - 通知等で集中力が途切れる
スマホで読書をしているとLINEの通知が来たり、Xやインスタグラムの投稿が気になったりと色々な誘惑が多く、集中力が途切れがちです。そのため本に集中してじっくり読書をするのが難しいです。 - 古本として売買できない
電子書籍の場合、メルカリやラクマといった中古品として取引できません。 - 電子化されていない本もある
古書や専門書は紙でしか手に入らないこともあります。
紙の本のメリット
- 集中できる
スマホと違って通知に邪魔されず、目にも優しいです。 - パッと色々なページを開ける
読書をしているとつい最初のページから律儀に読みがちですが、紙の本であればペラペラめくり、適宜ページを飛ばしつつ、見出しやフレーズが気になったページがあれば立ち止まって読むこともできます。 - 中古で売買できる
電子書籍のデメリットの逆ですが、紙の書籍であれば中古で安く手に入れ、読み終わった後は中古で売ることもできます。
紙の本のデメリット
- かさばる、重い
厚い専門書を何冊も持ち歩くのは大変です。移動中にふとあの本が読みたいと思ってみ手元に持ち合わせていないと読めません。また読まなくなった本を家に置いておくのはスペースも取ります。 - 汚れや劣化が避けられない
カバンに入れて持ち歩いていると他の物との擦れで本が折れたり、破れたり傷むことがあります。また本棚に入れておくと日焼けすることもあり、保存の仕方に注意が必要です。 - 付箋がないとメモ書きしづらい
読書中に調べたことや気づいたことをメモしたいとき、本に直接書き込むと本が傷むため、付箋が必要です。本の各ページに付箋をたくさん貼り付けると本自体も膨らみ、かさばります。
電子書籍と紙の本の使い分け方
実際には「どちらが良い」ではなく、シーンによって使い分けるのが現実的です。
- 通勤や移動中 → 電子書籍(軽くて邪魔にならない)
- 急ぎでなく中古でも構わない → 紙の本(安く手に入れて読み終わったら売れる)
- リラックスして小説を楽しむ → 好みに合わせて
例えば、今話題の本をすぐに読みたいときは電子書籍で購入し、昔話題になった本を安く読みたいときは中古の本を紙媒体で買って読む、という人も少なくありません。
まとめ:電子書籍と紙の本、どちらも魅力がある
電子書籍にも紙の本にも、それぞれにしかない魅力があります。
大切なのは「自分の読書スタイルに合った形」を見つけること。
ぜひ今日の読書から、シーンに合わせた使い分けを試してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【弁理士試験】論文式試験の選択科目は何を解くべきか?
論文式試験のうち選択科目は修士卒の人や特定の資格を有する人は免除申請することができます。
そのため、実際に選択科目の試験を受ける人は例年少ないです。
特許庁からの令和6年の報告によると、選択科目の中には民法のように毎年数十人〜百人近くの受験者がいる科目もあれば、土質工学、物理化学、計算機工学のように例年1〜3人の受験者しかいない科目もあるようです。
受験者数の少ない科目は母集団の形成が難しく、試験結果を踏まえて次年度以降の問題を作成する際、適切にフィードバックするのが難しくなり、科目間の公平性が保ちづらくなる課題があるとのことです。
そのため、最近では選択科目を見直し、統廃合する話も出ています。
令和9年度には、受験者数の少ない流体力学、土質工学、回路理論といった科目が廃止されるだけでなく、化学系や情報系の科目同士が統合され、それぞれ一般化学、情報基礎という科目にまとめられるそうです。
統合される科目は、試験で問われる範囲がこれまでの科目よりも広くなり、勉強すべき範囲も当然広くなるため、どの科目を挑むかはこれまで以上に考える必要があります。
何を受けるべきか
選択肢は色々ありますが、私なりのおすすめを述べます。
応用情報技術者試験
資格による免除申請の中では、応用情報技術者試験の合格により免除申請をされる方が多いです。
一級建築士や薬剤師のような資格と違い、応用情報技術者試験は受験資格の制限がありません。
また、春と秋の年2回実施されており、何回か挑戦して合格される方もいます。
市販の対策本が充実しているだけでなく、無料の過去問サイトもあり、比較的お金をかけずに勉強しやすい点もおすすめです。
確かに相性はあるかもしれませんが、必ずしもIT系に詳しい人でなく、文系出身の人も勉強次第で十分合格できる資格です。
比較的安価で勉強を始められるので選択肢の1つとして挑んでみる価値があります。
民法
文系出身の人は民法を選択する人が多く、選択科目の中では受験者数も多い科目です。
民法という法律になじみのない方でも予備校に対策講座があるので、お金をかけられる方は勉強を始めやすいかと思います。
一定数、受験者(勉強している人)がいることで、勉強に困った際に悩みを相談できる仲間も作りやすいかとは思います。
ただし、決して易しい科目ではないため、お金をかけて挑む分、覚悟が必要です。
最後に
弁理士試験は短答、論文(必須科目)、口述試験のどれも難しいですが、選択科目についても同様に難しいです。
大学のときに学んだことのある専門分野であっても、試験本番の緊張の中で一発勝負で決まるため気が抜けません。
自分にあったやり方でできる限りの対策を講じたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブログの累計アクセス数が10,000に達しました
タイトルの通りですが、先日、本ブログへの累計アクセス数が10,000に到達しました。

このブログは2021年の12月に始めました。
約3年と5ヶ月で累計アクセス数10,000に到達したということで決して早くはありません。
有名な方のブログであれば毎日10,000アクセスもありますよね。
ブログを始めて1年目のときは記事が読まれず、アクセスがそもそもない日が続いていましたが、1年目を過ぎたぐらいからGoogleやYahoo検索でヒットするようになり、少しずつ読まれ始めました。
記事は約90件ありますが、よく読まれている記事を簡単に紹介します。
1. 通学時間の話
一番安定して読まれている記事です。
季節性があり、新年度を考える2〜4月や新生活に慣れ始めてきた5〜6月ぐらいに読まれています。
2. コンタクトレンズの話
コンタクトレンズが2枚くっついていること自体が珍しいようです。
ネット検索で比較的上位に表示されており、1年通して一定のアクセスがあります。
3. 弁理士試験関係の話
記事数としては一番多く、20件弱になります。
季節性があり、弁理士試験の短答試験、論文試験の直前期である3〜6月や実務修習期間中の12〜2月にアクセスがあります。
最後に
地道ではありますが、引き続き有益な情報を提供できるように記事を書いていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
令和7年度弁理士試験 短答試験お疲れ様でした
昨日5月18日の日曜日に令和7年度弁理士試験の短答試験がありました。
受験された方はお疲れ様でした。
改めて見て弁理士試験はとても難しい試験ですね。
中でも短答試験はここ数年の合格率(通過率)が10〜13%と低く、マーク試験であるにも関わらず非常に難しい試験と言えます。
令和7年度の短答試験の統計も出ましたが、合格率は前年と同様、12.8%と低い状態が続いてますね。
試験問題の難しさ
これまでの試験問題は特許庁から公開されており、予備校から解説付の問題集が出ています。
模試や答練もこれまでにたくさん行われており、傾向と対策が練られている中、毎年一定の難しさが維持されているなと思います。
他の資格試験と違い、弁理士試験は過去問の使い回し・流用がないです。
そのため、過去問をただ繰り返すだけや条文をポイントを絞らずにただ読むだけの勉強法では受かりません。
問われている論点は同じでも問題設定、問い方が異なっていることが多く、問われているポイントを見抜きつつ、法律を本質的に理解していないと解けなくなっています。
最近では、過去に問われていない条文や青本の知識を問う問題も出題されており、細かな知識を幅広く定着させておく必要があります。
広く浅い理解では太刀打ちできません。
問われ方も様々なので、法域間を色んな角度、観点から多面的、複合的に捉える勉強法が必要になります。
勉強、環境の難しさ
特許法、意匠法、商標法、条約、著作権法など出題範囲は非常に多岐にわたり、内容を理解するだけでも非常に時間がかかります。
そして、自分の頭で考えて問題を解けるようになるためにはさらに時間がかかります。
最終的な合格には1,500時間〜2,000時間、人によっては3,000時間かかると予備校では教わります。
弁理士試験に挑む人は社会人が多く、普段は働きながら、勉強をする人がほとんどです。
また、年齢層は30代前後の人も多く、家庭や育児などと並行して勉強を進める必要があります。
合格までにかかる年数で見ると、1年で合格する人ばかりでなく、2〜3年で合格する人も多いです。
「今年は安定して勉強時間を確保できた」と思っていても、仕事や家庭の状況によって来年も同様かはわかりません。
長期の勉強期間が求められる中、仕事や家庭と両立して進めるのは必ずしも全員ができることではないのが、弁理士試験の難しさでもあると思います。
最後に
非常に難しい試験である中、短答試験を通過された方はおめでとうございます。
論文試験まで残り約40日と、あっという間ですが、各々やれることを尽くし、引き続きがんばってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025年の抱負
あけましておめでとうございます。
2025年も始まりましたので今年の抱負を語りたいと思います。
私は普段企業で研究職をしています。
研究者は日頃の研究を通して得た知見を学会で発表したり、論文誌にまとめたり、特許出願したりするなどして世の中に公開することが仕事になります。
今年の目標としては以下を考えています。
1. 論文誌の投稿
研究成果を論文誌という文書にまとめ、投稿したいと思っております。
論文誌への採択は研究者の業績の一つであります。
昨年も論文誌を投稿し無事採択されましたので今年も投稿したいと思っております。
2. 新規技術のアイデア出し
私は研究者でありつつ、技術者として開発も行っています。
開発の過程で色々な課題に直面しますが、その課題を解決するような新しい技術を開発したいと思っています。
まずはアイデア出しから始め、学会発表に向けた投稿や特許出願などを並行して進めていきたいところです。
3. 共著者としての活動
30代も半ばになり、会社では中堅どころとなりました。
最近はチームのメンバーに指導することもあります(と言っても大した指導はできていませんが)。
研究開発は一人ですることは少なく、複数人で協力して進めることがほとんどです。
一つ目、二つ目の目標は自分が主体となり筆頭著者の立場で取り組むつもりですが、三つ目の目標としては共著者として成果を出せるようにがんばりたいと思います。
最後に
30代でのがんばりが社会人の今後の行く末を決めると日々感じています。
社会人生活も10年近くになりますが、一日一日を漫然と過ごさずに取り組んでいきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
『Die with Zero』を読んで
先日、『Die with Zero』という本を読んだ。
2020年に発売された本であるが、最近でも本屋さんで話題の一冊として積まれていたり、おすすめの自己啓発本として紹介されていたりする。
本の概要
本のタイトルを和訳すると「ゼロで死ぬ」という意味である。
貯金のし過ぎで死ぬときに資産を無駄に余らせる生き方よりも、人生の要所要所で適切にお金を使い、死ぬときに資産を使い切る生き方を勧めている一冊である。
資産を築くには、お金を稼いで貯金や投資をする必要があり、数年単位で時間がかかる。
死ぬときに資産が無駄に余るのは、資産のもととなるお金を稼ぐために時間を無駄に使っていることになると述べている。
すなわち限りある人生の時間を無駄にしていることと言っている。
もちろん人生は長く、ケガや病気で将来働けなくなる可能性や会社の倒産、リストラがあり就職先が上手く見つからない可能性もあるので、貯金や投資をして備えを作っておく必要はある。
ただし、何事もやり過ぎは良くなく、今の生活を切り詰めるほど貯金や投資をする必要はない。
お金のおすすめの使い方としては旅行をはじめとする経験に使うことを挙げられている。
家族や友人と出かけたり、楽しんだりした時間は思い出として残り、後々も振り返ることができる。
特に若いときの経験の方がその後の人生の長い期間に影響を与えると述べられている。
貯金や投資を程々にしつつ、経験にもお金を使うことが人生の豊かさを生み出す。
最後に
心配性のためか私も何かと貯金や投資に回しがちであるが、適宜使っていくことも大切と感じた。
実際にお金を使わないと自分にとって適切なお金の使い方というのもわからない。
老後に大金を手にしたとしても上手く使えない可能性もあるので元気なうちに少しずつ使っていくべきである。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
『京大中年』を読んで
先日、ロザンの菅さんが書かれた『京大中年』という本を読んだ。
2008年に『京大芸人』という本が話題になった。
『京大中年』と同様、ロザンの菅さんが書かれており、相方である宇治原さんの大学受験に関するエピソードを中心に扱った自叙伝的な一冊である。
ロマン宇治原さんについて
宇治原さんと言えば、京都大学に現役で合格されており、いわゆる高学歴芸人の一人である。
今でこそ、偏差値の高い有名な大学を卒業した芸人は数多くいるが、『京大芸人』が発売された2008年頃というのは偏差値の高い大学を卒業して芸人を目指す人というのは非常に少なく、まれであった。
また、クイズ番組で芸人が(ボケずに)正解を連発したり、難しい問題を解いたりして活躍する姿というのも一昔前は考えられなかった。
そんな中、宇治原さんはクイズ番組での高学歴芸人の立ち位置を築いた第一人者であると言える。
中年の宇治原さんについて
高学歴芸人であり、偏差値が高いとされてきた宇治原さんであるが、40代半ばになり老いや衰えが見え始めたのではないかということを相方の菅さんの視点から書かれている。
芸人生活を続けてきた中で二人が意識されてきたこととして「相方の悪口を言わない」、「マネージャーを使えないと言わない」ということを挙げられている。
仕事をしていく上でコンビ芸人の相方やマネージャーというのはビジネスパートナーである。
仕事がないときに一方的に相方やマネージャーのせいにするのではなく、自分でコンビの強み、弱み、売り出し方を考えて提案していく姿勢を取ることができるとされている。
サラリーマンの仕事にも通ずる考え方である。
また『京大中年』においては芸人になった当初から売れてきた頃までのことを、菅さんから宇治原さんのご両親への手紙という形で振り返っている。
皮肉を交えて嫌味っぽさを出しつつも宇治原さんのご両親に感謝を示されている。
最後に
YouTubeでロザンの二人がやられている「ロザンの楽屋」というチャンネルがおもしろい。
芸人の仕事の話から時事ネタ、ネットでバズった話題などを中心に二人の意見を語られている。
極端な意見に偏らないようにしつつ、内容も難しくならないように嚙み砕いて話してくれているので聞きやすい。
中年になっても本音で話し合える友人・仕事仲間がいるのは良いなあと思う。
最後まで読んでいただきありがとうございました。