結論を先に言うと、キツイですが一応通えます。
私は大学生のとき関東圏内の田舎から都市部に片道2時間かけて通学していた。
往復で計4時間もかかっていたため、よく同級生や先輩後輩から毎日時間を無駄にしていると言われたものだった。
そんなことを言われつつも、毎日通学し課題をこなし、テストも難なく乗り切り、単位を無難に取り終えられた。
成績も同級生の中では上位の方であったし、サークル活動やバイトもしていた。
結局のところ時間の使い方次第だと思っている。
今回は片道2時間の通学をする際に大変だったことと工夫したことを紹介します。
前提①: なぜ一人暮らししなかった?
経済的な負担
私は高校を卒業した後、浪人生として1年間予備校に通っていた。
予備校に通った分、親に余計なお金の負担をかけてしまった申し訳なさから、大学に入った後も実家から通えるうちは通おうと思った。
仕事もしてない学生のうちは一人暮らしをするにも親の負担なしでは難しいからである。
大学4年生からは研究室に所属することになり、実験や締切で夜遅くなることもあったため、そのタイミングで親に相談して一人暮らしをさせてもらった。
周りに同様に通学している人がいた
大学の同級生に私と同じぐらいの時間をかけて大学に通学している人が意外といた。
また、地元の友達も私と同じように都内の大学に通学しており、行き帰りの電車でよく会った。
最初は大学生活の勝手もわからないので初めのうちは実家から通い、慣れてきた頃に一人暮らしを始める人も多かったので、いきなり一人暮らしはせず実家から通うことにした。
前提②: 通学の状況
ざっと述べると
- 行きが田舎から都内へ上り、帰りが都内から田舎への下り
- 片道2時間のうち1時間〜1時間30分ぐらい座れる
- 電車の乗り換え回数は2回
という状況であった。
通学時間帯の都内の電車は混んでいて座れないことが多かったが、地元の電車は空いておりほぼ確実に座れた。
特に、地元の電車では連続して1時間以上座れたので、その間に色々作業できた点は良かった。
大変だったこと
体力勝負なところ
1年生のうちは1限に講義があることが多く、出席のため朝早くに家を出なければならなかった。
特に、冬は寒く、朝早くに起きるのは体力的にもしんどかった。
サークルやバイトで家に帰るのが遅くなり、翌日は1限の講義に出席しなければならず、夜遅くに寝て、朝早くに起きる期間が続くと体調を崩すこともあった。
3年生になると必要な単位を取り終え、講義の数も減り、1, 2限の時間に出ることがなくなったので苦労しなかったが、1, 2年生のうちは体力的に大変であった。
電車の遅延・運転見合わせ
こればかりはどうしようもないが、電車は遅延や運転の見合わせをすることがある。
電車の遅延で1限の講義に遅れそうなときは、その都度遅延証明書をもらうようにしていた。
地元の最寄り駅から都内へ出る電車の路線が1つしかなかったため、振替乗車の手段もなく、運転の見合わせをしたときは講義を欠席せざるを得なかった。
幸いなことに運転の見合わせでどうしようもないという日は数えるぐらいしかなく、講義の中間試験や期末試験と重ならなくて良かったと思っている。
工夫したこと
座れる時間が1時間以上あったため、電車の中で、講義の課題をしたり、試験期間中は試験勉強をしたりしていた。
当時はLet's noteという軽量なノートPCを毎日持ち歩き、電車の中でよくレポート課題をやっていた。
また、浪人生のときの勉強習慣が抜けず、その日に聞いた講義の復習も電車の中でやっていた。
今思うと真面目すぎるが、大学に入った当初は、課題や試験勉強はしっかりやるものだという意識があり、同級生にはやっていない人もそこそこいてびっくりしたものだった。
最後に
通学時間だけで見ると片道2時間は長く感じるが、電車は空いていて座れる時間も長く、その間に色々作業することができた。
私よりも通学時間は短いが、乗り換えが多かったり、満員電車に乗っている時間が長かったりする同級生の方が大変そうであった。
そのため、単純な通学時間だけでなく、その他の条件も加味して通学できそうかは考える必要がある。
毎日往復4時間、何もせずボーっと過ごしていたら確かに無駄かもしれないが、使い方次第で有効に使える時間でもある。
最後まで読んでいただきありがとうございました。