弁理士試験の最初の関門である短答試験の本番まであと約2週間ですね。
短答試験では、
の合計60問を3時間半の長時間に渡って解きます。
人によって得意・不得意の科目が変わるため、どの科目から解き始めるか、どういう順番で解くかは変わってきます。
今回は私が解いていた順番と戦略をご紹介します。
このブログの筆者について
- 働きながら約1年半、予備校に通い勉強
- 弁理士試験を1回で合格 (一発合格)
- 短答試験を50点以上の得点で通過
解く順番と戦略
私は著作権法・不正競争防止法(著不)から解き始めていました。
そして、著不→特実→意匠→商標→条約→著不から見直し・・・という順番で全体を解いていました。
戦略としては
- 最初は緊張していて頭が十分働いていない
- 五枝択一で消去法が使えて解きやすい著不から始める
- 特実が一番配点も多い
- 著不を解いて少し落ち着いてきた段階で臨む
- 集中力 & 解くのに時間を要するので順番を最後の方にはしない
- 条約が苦手
- 出題範囲が広く、知らない問題も度々出るので足切り(4点未満)にならない程度に勘にも頼り(割り切り)、時間をかけないようにする
- 見直しは著不から始める
- 一番最初に(頭が十分働いていない段階で)解いていて見直しが必要だが、五枝択一なので見直しも比較的しやすい
そして、私は試験時間の後半以降の商標法を解いているときに集中力が切れる傾向がありました。
模試や答練でも、商標法を解いているときに問題文の読み間違いや勘違いで誤答をしていることが多かったです。
そのため、対策として商標法の見直しに時間をかけるようにしていました。
また、問題を解く際も回答に自信のない問題(しっくりこない問題)には印をつけておき、見直すようにしていました。
少し時間をあけ、頭を冷静にした状態で解き直してみると、問題文の読み間違いによる誤答に気づくことも多かったです。
試験前にご飯は食べるか
短答試験は昼過ぎに始まるので朝食や昼食を食べる時間も考える必要があります。
私は朝食を遅めに食べ、昼食は食べずに臨みました。
また、腹一杯ではなく、最低限の糖分を補給しておければ良いと思い、11時ごろに菓子パンを2, 3個食べて臨みました。
本番は飲料の持ち込みが許可されているのでお茶を持ち込み、試験中に飲んでいました。
暑い時期でもあるのでポカリスエットのようなスポーツドリンクも候補になると思います。
ただし、飲み過ぎて試験中にトイレに行くことになると時間のロスになるので注意が必要です。
最後に
得意・不得意の科目、集中力が切れるタイミングなど人それぞれであり、解答の順番や戦略も人それぞれかと思います。
今回、私のやり方を紹介しましたが、結局のところ、自分に合ったやり方で自信を持って挑むことが大切だと思います。
短答試験は非常に難しい試験ではありますが、最後まであきらめずに準備し本番に臨んで欲しいです。
読んでいただきありがとうございました。