仕事をしていると今の給料、仕事内容、職場の人間関係から転職を考えることがある。
私もこれまでに転職活動をしたことがある。
結果的に転職には至らなかったものの転職エージェントの方々には何回かお世話になった。
今回は私なりの転職エージェントとの付き合い方や注意点について述べる。
このブログの筆者について
- 30代の企業勤務
- 社会人2年目、4年目の始めに転職活動をし計4人の転職エージェントに相談
- 転職活動するものの転職には至らず
1. 転職エージェントの内心
転職サイトに登録することで転職活動が始まる。経歴等の入力を済ませると、ほどなくして転職エージェントから面談を促す連絡が来る。
転職エージェントの利用は基本的に無料である。エージェントは、転職活動中の人を他社に入社させることで入社先から報酬をもらう仕組みである。
他社への入社の成立が報酬につながるため、私がお会いしたエージェントの方々は、転職活動は他社に入社するのが最終的なゴールと考えている人が多かった印象である。
エージェントの方もビジネスでやっているのであってボランティアでやっているわけではない。
エージェントとの面談の日程を調整する際に、「今すぐ転職したいわけではない」とこちらの意思表示をしていても、「現在の市場価値を確認する上でもぜひ面談・面接してみましょう!」と言われ、転職活動を本格化させようとしてくることが多かった。
転職する気がなくてもOKと表向きには言ってくれるが、エージェントの内心としては、他社への入社につなげたがっていることが多かった印象である。
そのため、他社に転職する気がそもそもなく、とりあえず様子見の状態で転職活動を始めると疲弊する (実際に私も疲弊した)。
2. 転職活動を開始した時点で会社を辞める時点も大体決まる
面接が上手く進む前提だが、エージェントと連絡を取り合ってから大体3〜4か月後には他社に入社していることになる。
転職サイトに登録後、エージェントと面談をし転職の方針が決まれば、希望する会社に書類が提出され、順次1次面接の日程が決まる。
1次面接を通過すれば、2次面接や最終面接の日程が決まり、内々定となれば入社の日がざっくり決まる。
もちろん交渉の余地はいくらでもあるが、エージェントや入社予定先の会社も暇ではないので無期限に付き合ってくれるわけでもない。
(選考の過程で入社が大幅に遅くなることを伝えると内々定も出づらくなる印象を持っている。)
また、選考の途中で辞退することも可能だが、いざ1次、2次と選考を通過できると最終的な結果を知りたいという興味で、辞退せずそのまま選考を進めてしまうこともある。
今の会社をそもそも辞める気がないのに、なんとなくで選考プロセスを進めてしまうと、いざ内々定が出た後、短い期間で承諾するか否かを回答することになり、切羽詰まった状態で色々悩むことになる。
仮に選考や内々定を一度辞退してしまうと、今後、本当に転職活動をしなければならなくなったときに、その会社からは「この人は過去に一度辞退したことがある人だ」と認識され、不採用の可能性も高まると考えている。
最後に: 市場価値を知りたいなら
市場価値を簡単に知りたいだけならば、転職サイトに経歴や職務経歴書を登録しておき、どのくらい企業からのスカウトやエージェントからの面談の依頼が来るかを見ればまずは十分だと思う。
職務経歴書は、もしものことを備え、定期的に作っておく方が無難であり、私は夏休みや正月休みといった仕事の休みの期間に毎年見直し&修正をしている。
そして、今すぐに転職する気がないのならば、転職サイトに登録しつつも、実際にエージェントとの面談までは行かなくても良いと思っている (その方がお互いに疲弊せずに済む)。
最後まで読んでいただきありがとうございました。