2024年もあと少しになりましたね。
12月と言えば漫才師の頂点を決めるM-1グランプリの時期として毎年楽しみにしています。
今年は節目となる20回目の開催でしたが、終始おもしろかったです。
たまに劇場に見に行く程度の軽めのお笑いファンの私ですが、番組を見た感想を述べたいと思います。
1. 新たな審査員
ここ数年7人体制の審査員が続いていましたが、今年は9人体制になりました。
昨年の審査員のダウンタウンの松本さん、山田邦子さん、サンドウィッチマン富澤さんが抜け、笑飯の哲夫さん、ノンスタイル石田さん、オードリー若林さん、かまいたち山内さん、アンタッチャブル柴田さんが新たな審査員として加わりました。
実際にM-1の舞台で好成績を収めた方々が審査員に回り、全体的に若返りました。
各ネタに対する審査、講評も納得できるものが多く、良かったです。
2. 各ネタの感想
令和ロマン
2年連続のトップバッターかつ連覇とのことで強かったですね。
ネタや二人のやり取りはもちろんのこと、登場から会場の雰囲気を二人の空気感に持っていくのが圧倒的でした。
1本目のしゃべくり漫才も2本目の漫才コントも二人の良さが際立っていました。いつか劇場で生で見てみたいです。
ヤーレンズ
昨年の決勝戦で初めてネタを見ておもしろいと思って今年も注目していました。
トップバッターの令和ロマンに続き、2組目とのことで正直登場が早かったですね。
令和ロマンのできと比べられてしまっただけでなく、昨年良かった印象もあって見る側のハードルが無意識に上がっていた気がします。
真空ジェシカ
4年連続の決勝進出とのことで安定感がすごかったです。
1本目は昨年?一昨年?のM-1の3回戦だか準々決勝あたりでやられたネタをブラッシュアップしたものかと思いますが、おもしろかったですね。
例年最終決戦まであと少しとのところでしたが今年は2本目のネタを見ることができたのも良かったです。
2本目のネタは要所要所に長めの静寂な間があり、4分という限られた時間の中にボケを詰め込む必要があるM-1としては意見が分かれるかもしれませんが、私は2本目のネタも真空ジェシカっぽさが出ていて好きでした。
敗者復活組(マユリカ)
敗者復活戦から勝ち上がってきたのは昨年の決勝進出者であるマユリカでした。
昨年のM-1での活躍もあり、今年はバラエティ番組で見ることも多かったです。
昨年のできが悪くなかっただけでなく、今年はテレビの仕事の忙しさもあって少し不安でしたが、余計な心配でしたね。
昨年のキモい友達同士がじゃれあう感じが今年も出ていて良かったです。
バッテリィズ
初めて見ましたが、エースさんのアホだけど素直で真っ直ぐな感じが全面に出ていてすごくおもしろかったです。
1本目を1位通過し2本目が終わった段階で最終決戦のどのコンビが優勝するかわかりませんでした。審査員の票は分かれましたが最終的に2位とのことで今後バラエティ番組などで活躍する姿も見てみたいです。
トムブラウン
ファーストラウンドのトリであり、ラストイヤーでしたね。
2018年の決勝戦で初めて見たときに度肝を抜かれましたが、今年も独特の世界観が健在で爆笑してしまいました。
ノンスタイル石田さんが「普通の漫才で笑えなくなった人への救済漫才」とコメントしており、言い得て妙でした。
最後に
今年もすごくおもしろい大会で見て良かったと思っています。
特に令和ロマンは2年連続トップバッターでM-1史上初の連覇達成とのことで改めてすごいですね。
また来年のM-1に向けてテレビ、ネット、劇場などで芸人さんの活躍をチェックしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。